令和5年11月14日(火)に山口市阿東地域で地域課題の解決に貢献する
新スマート物流の構築に向けた「中山間地域におけるドローン配送」の実証実験が行われました。
11 月 14 日(火)での実証実験では、小学校間の交流を想定して(さくら小学校の児童の寄書を生雲小学校の児童へ配送)
ほほえみの郷トイトイから JA ふれあい生雲支所までの片道約 7.4 ㎞を約 16 分で飛行しました。
また、急送品の輸送を想定して(阿東運動広場で実施されているグラウンドゴルフ大会の参加者向けの商品などを輸送)
JA ふれあい地福支所から阿東運動広場までの片道 5.5 ㎞を約 12 分で飛行したのちに、移動販売車へ商品の補充を想定して、
JA ふれあい地福支所から三谷ふれあいセンターまでの片道6.2 ㎞を約 13 分のドローン配送を実施いたしました。
この「中山間地域におけるドローン配送」の実証実験の背景としては、
阿東地域は総人口 4,755 人(2023 年 10 月現在)、県内有数の中山間地域かつ約 300 ㎢と広大な面積を有しているものの、
スーパーなど買い物機能を持った店舗はそれほど多くなく、高齢化率に至っては山口市全体が約30%であるのに対し
阿東地域だけで見ると約60%と高齢化が進んでおり、自由な移動に支障がある住民の増加等の課題を抱えています。
このような背景を受け買い物に関する課題の解決をすべく、住民の理解度向上、定期飛行に向けた課題の洗い出しを目的として行われました。
今後も地域住民の皆さんへの理解促進及び地域課題の解決へ向けドローンをはじめとする次世代高度技術を活用し、
ドローン配送と陸上配送を融合した新スマート物流”SkyHub®“の社会実装に向けた検討を進めていきます。